ご注意! 他店でボロボロの樹脂製獅子舞を購入してしまった例
まずはじめに言っておきます。
この獅子舞は以前、老後施設の方が
施設のおじいちゃん、おばあちゃんの
お正月行事のために他店(京都)で購入されたものです。
使用するのはお正月だけ。それも2年程の使用で。
いわゆるハリボテ仕様。
京都=伝統??は獅子舞の世界では成り立ちません。
これも獅子舞に高度な制作技術が必要であるという裏返しでもあります。
華やかで伝統のイメージがある京都ですが
民芸品レベルのお店もあるので注意が必要です。
10万そこそこで耐久年数もなくその場しのぎでと割り切っているなら
そこで購入しても良いと思います。
値段という分かり易い数字に囚われるだけでなく
しっかりと自分のニーズと照らし合わせて
商品を見極め購入することをオススメします。
写真1
耳も取れてしまっています。
かなりの箇所に陥没が見られました
初めてということもあり、安かったのが魅力で安易に飛びついてしまったそうです・・・
外見だけではまさか中身がこんな状態とは・・・
初心者の方にはわからないのもしょうがありまえんね。
獅子は宇津の八寸の樹脂製?樹脂でも蜘蛛の巣のような繊維状。
例えるとスカスカのお菓子のウエハースのよう。
もう縁起物でも何物でもありません。
樹脂製も色んなタイプを見てきましたが、これは正直作者には悪いですが
木製専門の立場からすると残念ですが、酷い作りでしたとしかいいようがありません。
さすがにこれでは行事が行えないということで
当店で同じく国産獅子舞の宇津八寸を買い直す羽目になってしまった訳です。
痛い出費だったかもしれませんがどうしようもありません。
良い勉強代だったとプラスに思うしかありません。
(これが100万円ではなくまだ10万円で済んだと)
けれど誰が悪いわけでもないと思うんです。
その時は相思相愛だったわけで
いわゆる買う側と売る側の需要と供給がマッチしただけのことなんで。
この様にならないためにはお客さんも身を削って勉強するか
もしくは見極める目を持つことが必要です
今日は購入時、お客さんに送って見せてもらった際に
いくつか写真を撮っておいたのでUPしておきます。
私店長実物拝見していますが、とにかくこれは酷かった。
このように獅子舞の世界にも無数に地雷が埋まっているんです。
今日紹介したのはほんの一例に過ぎません。
ちなみに当店の獅子舞は木製のみの取り扱いです。
これから獅子舞を購入しようと思っている方、
自分の使用目的に合った獅子舞選びを
ご参考までに。店長オカダ
写真2
前歯と唇の部分ですが原型が分からないくらい破損しています
現場のオカダです
どうやら赤と白の糸の様な繊維で出来ているみたいです
中身は身が詰まっていなく
スカスカのお菓子のウエハースみたいな状態でした。
写真3
宇津の横の三角歯も跡形がありません。
作りも凄く薄かったですペラペラ
写真4
この様に中身は蜘蛛の巣みたいな土台に塗りが乗っているという
もはやファンタスティック??な感じ 怖・・・
写真5
耳の箇所に限っては暑さが1ミリあるかないかの超薄ペラッペラ
その他、下の渦巻きのところも至る所スッカスカ
通販の冷凍のカニでもこんなスッカスカないぞ(ホント凄えぇーなー)
写真6
もうなんだかわかりません・・・(ヒロシです・・・)
唖然
いったいどうなっとるんだこれ
お客さんによると指で押すだけで穴が開いてしまい陥没する感じだったとか
写真7
でもこれ老後施設の方々が
年に一度のお正月行事のために2年位使用しただけだとか・・・
この奥歯、人間だったらと思うとゾッとします
こりゃ土台がやぐいからインプラントも埋めれんな。
だって歯茎からイッチャッテルもんね
一応お客さんのなんであんまり触ってこれ以上壊してもいけないので
ササッと写真を撮ってスグにお返ししました。